「BODY SPA 千葉本店」~フレッシュな風に帆を立てて~
■ アクセス JR千葉駅から徒歩5分(モノレールの下を歩く高揚感)
■ セラピスト 土屋さん(期待の新星)
■ 予約方法 電話予約(新店開拓の緊張感と共に)
施術レポート
新橋の喧騒、西葛西の静寂を経て、今回私が降り立ったのは千葉駅。 千葉本店。
この「本店」という響きには、老舗の安心感と、まだ見ぬ原石が眠っているようなワクワク感が同居している。
今回指名したのは、新人としてデビューしたばかりの土屋さん。 これまでの「熟練の技」や「おっとりした包容力」とは一線を画す、フレッシュな風を求めての乗船だ。
お店のドアを開けると、そこには眩しいほどの「若さ」が待っていた。 「こんにちは!土屋です!」 元気いっぱいの挨拶。前回の早乙女さんが「静かな入り江」だとしたら、土屋さんはさながら「キラキラと光る初夏の海岸線」だ。 透明感のある肌に、どこか幼さの残る顔立ち。しかし、その瞳には新人特有のやる気と、ゲストを楽しませようとする一生懸命さが宿っている。
部屋へ案内される道中も、会話が弾む、弾む。 「千葉の美味しいお店、知ってますか?」「休日は何してるんですか?」 質問のレスポンスが速い。このキャッチボールの心地よさは、まるで快走する各駅停車のようにテンポが良い。このままお喋りだけで終わっても満足してしまいそうな、そんな親しみやすさに私のガードも自然と下がっていく。
しかし、その「親しみやすさ」こそが、彼女が仕掛けた最大のトラップだったことに、私は後で気づくことになる。
ギャップという名の急勾配
着替えを終え、いざ施術開始。 最初は談笑しながらの指圧。土屋さんのフレッシュなエネルギーが指先から伝わってくる。 だが、オイルが投入され、彼女のスイッチが切り替わった瞬間、部屋の空気が一変した。
「……始めますね」
さっきまでのキャピキャピとしたトーンが、スッと体温を下げる。 その手つきは、新人のそれとは思えないほど大胆で、迷いがない。 そしてやってきた、あの瞬間。
うつ伏せから仰向けへ。 千葉本店でも、もちろん「紙パンツ」は健在だ。 だが、土屋さんの手は、その紙の境界線を軽々と越えてくる。
ソケイ部へのアプローチ。 「ここ、お疲れですよね?」 そう言いながら、彼女の指先がリンパの奥深くまで入り込む。 おっとり系だった早乙女さんが「波」だとしたら、土屋さんのそれは「鋭い潮流」だ。 細い指先が、狙いすましたかのように急所のキワを攻め立てる。
(おっと、ちょっと待て……その角度は……!)
会話の時のフレッシュな印象はどこへやら。 いざ「その時」になると、彼女は獲物を狙うハンターのような、ゾクっとするほど真剣な表情を見せる。そのギャップ。普段は元気な女の子が、ふとした瞬間に見せる「女」の顔。
そして、彼女の体が不意に密着した瞬間。 私の「息子」は、新人・土屋さんの熱意に応えるかのように、猛烈な勢いで自己主張を始めてしまった。
「あ……っ、すごい……元気ですね」
彼女が小さく、いたずらっぽく微笑む。 その瞬間、私の理性は千葉の夜空へと蒸発した。 あんなに弾んでいた会話はどこへ行ったのか。今はただ、彼女の指先が描く「一本の線」に翻弄されるのみ。 元気玉オプション。彼女の小さな手から繰り出されるその衝撃は、まさに超新星爆発(スーパーノヴァ)級の破壊力だった。
おわりに
施術を終え、受付に戻る頃には、土屋さんはまた元の「元気な新人さん」に戻っていた。 「お体、軽くなりましたか?」 その屈託のない笑顔を見ていると、さっきまでの激しい攻防が白昼夢だったのではないかと錯覚してしまう。
技術はまだ粗削りかもしれない。 だが、あの「お喋りな少女」から「無言のプロ」へと変貌するギャップは、ベテラン勢には出せない唯一無二の武器だ。
千葉本店の新人、土屋。 彼女の「元気玉」に、私の息子は完敗を喫した。 だが、その敗北感はどこまでも爽やかで、駅へ向かう足取りは驚くほど軽い。
次は、彼女がもう少し「大人」になった頃にまた会いに来よう。 それまでは、この一本線の余韻を胸に、総武線に揺られることにする。